夫のこんな言動にお悩みではありませんか?
・夫と会話がかみ合わず、話し合いにならない
・「私が言いたいのはそれじゃない・・・」と思うことが多い
・子育てや家事の責任を共有してくれない
・無反応だと思うと、いきなりキレたりする
・夫婦なのに、一人ぼっちな気持ちになる
・何気ない雑談ができない
・あいさつや「ありがとう」を言ってくれない
・マイルールにこだわりすぎて、周りが疲れる
・失言が多く、ヒヤヒヤする
・相手の表情や態度から気持ちを察することができない
・忙しいとき、体調が悪いときに気づいてくれないし、気遣ってもくれない
・自分は高価なものを買っても妻にはお金を使わせたがらない
・妻や子どもの緊急事態より自分の予定を最優先する
・自分の意見を否定されると、いきなり攻撃的になるか、心のシャッターを下ろして引きこもる
お願いしたり、泣いて頼んだり、怒ってみたり、
冷静に言ってみたり、
どんなに言葉を尽くしても、
どんなに態度を変えてみても、
夫には自分の言葉や気持ちが届かない・・・
その無力感、失望感は、
まるで自分自身の存在を否定されたような気持ちになります。
「この人は、私や子どもより自分が大事なんだな」
「どうしてこんな人を選んでしまったんだろう」
「どうしたら夫の性格が変わってくれるんだろう」
もし、今のあなたがそんなふうに考えて
自分や夫を責めて苦しんでいたとしたら
それは、夫の人格の問題ではなく
夫の「アスペルガー症候群」の特性が原因かもしれません。
アスペル ガー症候群とは
アスペルガーというのは「自閉症スペクトラム障害」という発達障害の一つです。
自閉症スペクトラムの中でも知的な遅れがなく
逆に、勉強や仕事の面では優秀である人も多いです。
そのため、本人も周囲の人も気づかないまま大人になることが多いんですね。
なので、「アスペルガー?うちには関係ないわ」と思われた方も、ぜひこの先もお読みいただけると嬉しいです。
アスペルガーには大きな特徴が3つあります。
1.想像力(イマジネーション)の障害
「こんなことを言うと相手がどう思うか」という相手の気持ちを想像できません。
なので、相手が傷つくようなことを悪気なく言ったり
場にそぐわないことや、失礼なことを平気で言ったりして、こちらがヒヤヒヤします。
未来をイメージすることも苦手です。
そのため、子どもの進路や老後の相談ができず、大事な決断を妻が一人で決めなければならないことも。
予定変更に対応できないので、家族の急病より自分の遊びの予定を優先する、ということも起こります。
2.コミュニケーションの障害
相手の表情や言外の意味を察することができないので、
会話が一方的になったり、気持ちが通じ合えないことが多いです。
妻の体調が悪かったり、忙しそうにしていたりしてもわかりません。
人との距離感や関係性を見極めるのも苦手で、
場違いな贈り物や態度で相手を困惑させることもあります。
また、言っていいことや悪いことなどの暗黙のルールがわからないので
相手を不愉快にさせることを言ってしまったり、怒らせたり。
社会や他人の批判や悪口を延々と語り続け、妻をうんざりさせることもあります。
3.社会性の障害
自分がわかっていることは他人もわかっていると思います。
そのため、周囲から見ると自分勝手な言動と思われがちです。
自分のマイルールやこだわりに合わないことは受け入れられないので
自分と違う意見を言われるとパニックになってキレたり、黙り込んでしまったりします。
また、人間関係の変化に対応するのが難しいので、
妻が母になって子どもの世話に時間を取られると、子どもに嫉妬することもあります。
他人と自分の境界線があいまいなので、
妻がお金を使うと、自分のお金が減ったように感じて嫌がることも多いです。
カサンドラ症候群とは
こうしたアスペルガーの夫とのコミュニケーションがうまくいかず、
妻が心や身体に不調を起こしている状態を「カサンドラ症候群」と言います。
本来ならば、一番わかりあえる存在である夫婦なのに、
つらいときに共感してもらえない、
大事なことに相談に乗ってもらえない、
自分の気持ちを伝わらない・・・
その虚しさは「一緒にいるのに、ひとりぼっち」な気持ちになります。
でも、アスペルガーの夫は真面目で仕事や勉強の能力は高いことが多く
妻が周りの人に悩みを打ち明けても
「まじめでいい人じゃない。あなたのわがままなんじゃないの?」
「ガマンが足りないんじゃない?」
「男なんてそんなもの。深く考えすぎよー」
など、たしなめられたり、逆にお説教されたりして
「不満を持つ私が悪いんだ」
「こんなふうに感じる私が悪いんだ」と
自分を責めてしまいます。
なんとか自分の態度や考え方を変えようと努力しますが
どんなに働きかけてもまったく変わらない夫の態度に傷つき、
また「傷つく自分が悪いんだ」「努力が足りないんだ」とさらに自分を責める・・・
という、負のスパイラルに陥ってしまんです。
努力しても成果の出ない無力感、絶望感は自己肯定感をなくしていきます。
そして、そのつらさを誰にもわかってもらえない孤独感は、
抑うつ状態や体調不良、摂食障害などを引き起こすこともあります。
★カサンドラの語源
「カサンドラ」とは、ギリシア神話に出てくる王女の名前です。
カサンドラは太陽神アポロンに求愛され、予知能力を授かります。
でも、その能力により、将来、アポロンの愛が冷めることを予知した
カサンドラは、アポロンの愛を拒絶します。
それに怒ったアポロンは
「カサンドラの予言を誰も信じない」という呪いをかけてしまいます。
そのため、カサンドラの言葉は、
誰にも信じてもらえなくなってしまったのです。
こんな状態に心当たりはありませんか?
✔ 夫にはどうせ何を言っても伝わらないと諦めている
✔ 夫との将来に希望が持てない
✔ 気がつくと夫の顔色をうかがっている
✔ 夫に不満や寂しさを持つ自分が悪いと思ってしまう
✔ 夫に感じる違和感をうまく説明できず、周囲にわかってもらえない
✔ 抑うつ感や無力感を感じることが多い
✔ 極端な体重の増減、偏頭痛、摂食障害、不眠
アスペルガーは発達障害なのでどうしようもない・・・と思っていませんか?
たしかにアスペルガーは一生つきあっていかなければなりません。
でも、アスペルガーの特性を生かした関わり方をしていくことで
日常の「困り感」をなくしていくことや、夫との関係性を変えていくことはできます。
そして、それによって妻のカサンドラの状態はこんな風に変わります。
・夫の言動に振り回されず、ドーンと構えていられます
・夫の言葉に無駄に傷つくことがなくなります
・傷ついた時も、立ち直りが早くなります
・夫からダメージを受けるだけでなく、
自分で状況をコントロールできる自信が持てます
・「してほしいこと」「してほしくないこと」を、
責めずに伝えられるようになります
・無力感やストレスが減り、自己肯定感を
取り戻すことができます
・夫へのイライラが減り、ストレスが軽くなります
・夫も居心地が良くなり、症状も穏やかになります
・家庭の雰囲気が落ち着き、お子さんにとって
安心できる家庭になります
【カサンドラを克服すると
こんな毎日が訪れます】
クライアントさまの声をご紹介します
夫に実践したところ、面白いように反応が返ってきました
今回のカウンセリングはとても大きな一歩になりました。
その理由は夫に「アスペルガー症候群」の疑いがある、とわかったことです。
結婚13年、ずっとおかしいと思っていたことが、全てつながりました。
個性だと思っていた性格が、実は全てアスペルガー症候群独特の思考回路であった、ということです。
夫は
・私が話しても相槌を打たない。
・傷つくことを平気で言う。
・思いやりのかけらもない。
という嫌われ要素が満載です。
しかしこれらにも理由があって、有効な対応方法があるのです。
この対応方法を教えて頂き夫に実践したところ、面白いように反応が返ってきました。
最近の夫は自己肯定してのびのびと穏やかに暮らしています。
以前のように声を荒げることはなくなりました。
一方、私自身は治癒しない「アスペルガー症候群」への絶望や
気持ちが折れていた部分と向き合うことになりました。
私が求める反応を返してくれない夫と満たされない自分の間で悩みました。
そこで、後半のカウンセリングでは、
私のコミュニケーションの取り方や心の持ち方などの相談にのって頂きました。
ほんの少し前まで、夫との関係が人生で一番大きな問題だったのですが、
最後は自分自身の問題に取り組めるようになりました。
今回は本当に実りあるプログラムでした。
ありがとうございました。
(Sさん)
娘の笑顔が守れて嬉しいです
夫がアスペルガー気質かもと新しい発見があったことが大きかったです。
私は夫に「わかってほしい」「気づいてほしい」気持ちが強かったけれど、
夫には無理なんだと納得して諦め、
その上で私が思う幸せに向かって気持ちを切り替えることができたのがよかったです。
まだ時間や自分の心に余裕が無いときは、
夫に共感してほしい気持ちがむくむくと現れて、孤独な気分になる時もあるけれど、
自分の心のバランスを保てる方法をいくつか見つけました。
まだまだできることがありそうです。
漠然と「離婚することになるかもしれない」と心のどこかで思っていたのに、
今は「このままでもまぁいいか~」と思えるようになりました。
そんな変化を感じてか、
娘は「前はパパとママが嫌いあってて嫌だったけど、今はそんなことがなくてよかった~」
と話してくれました。
娘の笑顔が守れて嬉しいです。
(Hさん)
苦しみは半減しています
思えば今まで、夫の出方がわからないことがいつもネックでした。
自分と違い過ぎて「どこに地雷があるのだろう?」
といつもビクビクしていたように思います。
対策を始めて、相手を知ることがすごく大事だと実感しています。
自分では絶対に理解できないし、
未だに「ありえない」と思う部分は多いですが、苦しみは半減しています。
(Sさん)